建築日記~格ちゃんのひとりごと~

(株)環設計のブログです。 最近思った事や、建築に関する近況などを書いていこうと思います。




平成29年 建築の大きな変化 :: 2017/05/14(Sun)

平成29年 5月23日 栃木県建築士事務所協会 総会での来賓挨拶のレジメです

ただ今ご紹介頂きました、栃木県建築士会の青木です。
本日は建築士事務所協会様、平成29年度通常総会の無事終了との事、おめでとうございます。
サテ建築士と建築を取り巻く大きな変化を  3点ほど紹介させて頂きます。
まず新建築士の合格者の減少、とそれに伴う建設業界の人手不足です。
1級建築士の合格者数が昨年は3,600名でした。20年前の平成9年は6,900名誕生していますので、
この20年間で約1/2 に減少しました。また先週の読売新聞の記事ですが、建設業界の今年の求人数69,000名
に対し、応募者数は7,000人弱で、流通業界に次いで不人気との事です。
原因は休日が少なく、残業が多いからだそうです。遣り甲斐のある仕事より、休みが優先とは時代ですかね (>_<)

2点目はCADからBIMへの設計手法の変化や人工知能AIによる自動設計の開発などの…
設計や建築現場における IT化の大きな変革に波です。
この IT化の波は今後益々、範囲を拡大し建築の未来を拓く事が予想されますが、
一方で情報だけで設計が完了してしまう、人間不在の設計とならないか?と不安も感じます。
建築士の製図試験が手書きであるのは、鉛筆1本で設計思想を伝える事が、設計者の基本である事の証だからです。

そして3点目は省エネ法による省エネ対策とエコロジーに関する各種の規制強化が進む一方、
中古住宅の再活用を目指して既存住宅状況調査技術者制度が宅建法の改正で施工され、
空き家、空き店舗対策が本格的に動き出しました。
今後は建築の定義が<古い建物を壊し新しく建てる事>から<古い建物に新しい価値を付加し再活用する事>
と言う言葉を付加する事になると思います。 

以上の変化に対しどのような対応をしてゆくべきか、問題が大き過ぎて答えは分かりませんが、
変化に対応して生き抜くことが今、求められている事だと思います。
進化論を唱えたダーウィンは、「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。
最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ」という考えを示しました !(^^)!
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