建築日記~格ちゃんのひとりごと~

(株)環設計のブログです。 最近思った事や、建築に関する近況などを書いていこうと思います。




OMソーラー・3 :: 2012/02/11(Sat)

今日は第二土曜日ですが仕事です。今、午後二時半の室温は22℃、ちなみに外気温8℃、OMソーラーの
棟温度 55℃、床下温度36℃です。このところ快晴が続いているので事務所の室温環境は毎日こんな状況です。

この状態を朝の10時位から深夜までエアコンやストーブ無し、太陽の力だけで創り出すOMソーラーは究極の省エネ暖房システムだと思います。

そこでOMソーラーの仕組みを簡単に紹介します。

<①太陽の熱で、空気を温め、その温かい空気を ②送風機で床下の蓄熱層に送り、床下全体を温めると共に  ③蓄熱層も温め、夕方太陽が沈んだ後は、蓄熱層からの輻射熱で床下を温めるシステムです。また3月くらいから11月位は屋根面で ④お湯取りシステムが働き、貯湯槽にお湯を作ってくれます>

①について
軒先に小さな隙間を作り ここで空気を取り入れます。晴れていればお日さまに温められて空気は屋根の下を上昇します。しかし例えば、外気温が5℃位だと せいぜい30℃くらいまでしか温まりません。
そこで 屋根の上に集熱パネルをおきます。黒い波板鉄板にガラスを載せたベニヤくらいの大きさの只の箱ですが
これを8~10枚くらい水平に並べます。その中に先ほどの空気を入れると何と50℃を越える熱い空気になります。最初に私が書いたOMソーラーの棟温度 55℃とはこの温度です。

②について
熱くなった空気を利用しないのはモッタイナイです。直径30㎝位の給気ダクトで屋根面から床下に送風機
(OMソーラーではハンドリングBoxと呼びますが)でその熱気を送ります。その熱気は1階の床下全面に
拡がって各室に空けられた床吹出しグリルから温風となって室内に上がってきます。
床暖房よりさらに一段と温かい床下暖房です。

③について
床下は厚さは15cm くらいのコンクリートのベタ基礎が標準ですが、コンクリートの下面や周辺立上り部を断熱材でシッカリと保護します。このコンクリートを蓄熱層として利用するのが OMソーラーの最大の特徴だと私は思います。
最初私が書いた床下温度36℃とはこの蓄熱層の温度です。さて②の熱気はこの蓄熱層に熱を貯えながら吹出し
グリルから室内へ入りますが、太陽が沈んだ後はこの蓄熱層の熱が輻射熱となって床下を温めてくれます。
その効果は深夜の1時、2時まで及び、真冬である事を忘れてしまうくらいです。
OMソーラー アリガトウ!と思わず叫びたくなるくらい、ありがたいです。

④について
暖房については11月~3月まで稼動させていますが(3月も中旬になると暑くて半袖シャツ一枚で充分です)
春~秋にかけては お湯取りもやってくれます。5月くらいになると棟温度は70℃を越えて来ます。そこでハンドリングBox内のラジュエターに不凍液を循環させ、地面に置いた貯湯槽の水と熱交換を行います。
夏場の快晴時には午前中と午後の2回 ボイラー無しで充分にお風呂に入れます。
晴れていれば 全体的には40℃前後のお湯約200Lを常時貯湯槽に貯えてくれます。

長くなり過ぎました。費用対効果は次回に。


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