建築日記~格ちゃんのひとりごと~

(株)環設計のブログです。 最近思った事や、建築に関する近況などを書いていこうと思います。




エネルギーパス研修会に参加して :: 2014/03/20(Thu)

3月18・19の二日間、朝の9時半から夕方6時まで、東京で開催されたエネルギーパスの研修会に参加して来ました。
内容は、省エネの先進国であるドイツの省エネ基準(EU諸国ではエネルギーパスと言います)の勉強会です。

講習の主な内容は

まず  ①冬 の断熱性能&夏の遮熱性能を高める為の How to と冬場放出する(夏場は取得する)熱量の計算式
次いで ② 標準的生活で消費する、その建物の年間のエネルギー量
最後に ③ 月々のランニングコスト(電気代、GAS代、灯油代…)の算出 です。

これらの内容については、今月末に考査試験があり、合格しますとエージェントの資格を取得出来ますので
見事合格したら、省エネ住宅と一般住宅の燃費比較のシュミレーションを紹介させて頂きます。

今回は省エネ基準の背景となる、政策違いや国民性の違いについての感想を述べさせて頂きます。

家電品の冷蔵庫やエアコンには月々の標準的電気代が、車にはガソリン1L当たりの燃費の表示があるように、
住宅にも電気代やガス代などの<家の燃費>が表示出来れば、住宅の省エネ性能をモット身近に評価出来ます。
その評価基準がエネルギーパスによる評価証明書で、EU諸国では不動産売買の時に燃費計算まで含めた建物
の省エネ度に関する評価証明書添付が義務化されています。

一般的に日本の省エネ基準はEU諸国に比べると30年は遅れていると言われていますが、国交省は
東京オリンピックが開催される2020年までに、日本の住宅の省エネ化をEU並み?までは無理ですが、
大幅に底上げする方針で、昨年から本格的に省エネ基準を改正しました。

そんな中でエネルギーパスはこれから建物を新築する時に、消費者にとって大きな判断基準になると思います。
また、Reform部門は、これから住宅産業に占める割合が飛躍的に高くなると推測されます。
その中でも 耐震&省エネに関するReformが工事の中心になると思います。
耐震に耐震診断と耐震補強があるように、省エネにもエネルギーパスがある事を広く知ってもらいたいと思います。

最後にエネルギーパスは次のような3つの大きな理由により日本でもその普及に務めるべきです。
① 世界的なエネルギー資源(化石燃料系)の枯渇と今後の高騰対策として有効である。
  日本のエネルギー自給率は先進国で最低の4%しかなく、95%を輸入に頼っている事実を直視すべきである。

② 省エネ化が遅れている家庭部門と業務部門で省エネ化の推進は急務であり、消費者の目に見える判断基準として
  エネルギーパスは非常に有効である。

③ エネルギーパスを利用する事により、断熱性能や日射遮蔽性能の優れた家を手に入れる事が出来る、と共に
  月々の燃費の自己管理が可能となり、生活の質の向上も自己管理できる。
 
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