建築士って魅力ある職業?を投稿してから気が付いたらもう 11月14日!1ヶ月も経ってしまいました。
さて、話の続きですが、現在の建設業界は非常に好景気な状況で、新卒者の求人は引く手あまたです。
主な原因は ①円安による日本経済の安定状況 ②消費税10%前の駆け込み発注 ③東京オリンピックの前倒し発注
が考えらえます。しかし冷静に考えると
①については私の知識では未知数ですが、②は消費税が上がるまでの、賞味期間一年限りです。
③に関しては、来来春の平成29年(2017年)頃から~オリンピック終了までは地方の建設業界にとっては迷惑な話です。
理由は簡単、オリンピック需要に伴う資材不足と価格の高騰、職人不足と賃金高騰…等による建設単価の上昇が
地方に押寄せてくるからです。
今の好景気は続いても後2~3年、それ以降はまた冬の時代に逆戻りです。
更に、少子高齢化の影響が、建築の全ての分野で顕著に表れてくると思います。
例えば住宅着工戸数の予測ですが、10年前までは年間120万戸台を保ってきましたが、
今年は90万戸に届くかどうか、更に10年後には60万戸台と予想されています。
20年間で着工戸数が約半分になるのでは…と推測されます。
その一方で、大手ハウスメーカーと地方大手デベロッパーが供給するシェアーは現在は30%未満ですが、
10年後には50%超えと寡占化が進み、地元工務店やビルダーの受注は大幅に激減することが予測されています。
このような予測の中、建築士の活動の場はどこにあるのか? 今真剣に考えてます。
二つの道を紹介したいと思います。
一つは、今後30年は続くであろう高齢化社会に対応した、高齢者福祉施設の分野です。
- 未分類
-
-
日本建築士会の全国大会が今年は金沢で開催の為、10月29・30・31日の二泊三日で金沢に行って来ました。
いやぁ、あまりに近いのでビックリです!
自宅を出たのが朝の7時、金沢駅に着いたのが10時45分、なんと3時間半強です。
3年ほど前にバスで行きましたが、その時は朝の6時に出発して、到着はお昼を廻っていました。
実に半分の時間で快適に到着とは、まさに新幹線は日本を狭くしていますね!
喜ぶべきことか、どうかは意見が分かれるところですが、ともかくビックリです。
金沢の街も一杯の観光客で、名所旧跡は京都の修学旅行なみの物凄い人混みです。
近江町市場も兼六園も金沢城も東茶屋街も…ともかく観光客で一杯でした。
そんな中で建築士らしく、幾つかの穴場を見つけてきましたので紹介します。
①主計町の夜の散歩⇒いやぁ 今にも浪人者や町人が格子戸から出てくるのでは?
と錯覚しそうな街並みで、道の幅も6尺(1.8m)位で、雰囲気は日光江戸村に似ています。
ただ根本的に違うところは、市民の方が普通の生活をしている、普通の住宅地なのです。
所々に小さな看板でBar、割烹…等のお店も点在していて、ともかく心が温かくなる街並みです。
②武家屋敷の散歩⇒朝早く行ったせいか、あまり人混みもなくノンビリ散策できました。
主計町とは違って、こちらはお武家様のお屋敷街の為に、お侍が門から出てきそうな雰囲気です。
野村家武家屋敷跡という展示館の、上段の間の濡れ縁から眺める庭と池の造りには
寝そべって伸びしたいくらい、緩やかな時間と空間が流れていました。
③成巽閣(せいそんかく)⇒今回の金沢旅行の目的の一つが成巽閣/群青の間を見学する事でした。
丁度、団体客が出た後だったせいか思い切り見学できました。
ともかく凄い!群青の天井と朱色の壁、これが150年前に建築されたとは!驚き以外に言葉がありません。
書見の間の壁の紫色も心に染み入る色でした。
写真で見返すと、群青の間の天井がブラックライトを受けた白色の如く、光り輝いているのに又ビックリしました。
④他の思い出
1;四高記念館⇒旧制第四高等学校です。香林坊で楽しく飲んでから月明りの下に立つ、四校の銅像達と
<北の都に秋長けて我ら二十歳の夢数う…♪>と声高らかに放吟しました。
道行く人には、酔っ払いかと思われた事と思いますが、昔からの夢だったので涙が出てきました。
2;近江町<井の弥>⇒一時間待ちでヤット食べました、海鮮チラシ丼¥1,950- イヤァ これまた物凄い丼です。
具の種類は20種は入っているかな? しかも刺身類のホトンドは丼から大幅にはみ出し、
御飯にはウニやイクラがシッカリ乗っています。さすがに地元の人が推薦するだけの事はあると感激です
※次の日、時間が無かったので同じような店に30分待ちで入ったら、料金は同じだけど何、だけコレ?
というような海鮮丼でした。近江町市場は観光客目当ての店が多いから気を付けないと…反省です
3;20世紀美術館⇔片山津温泉 総湯
20世紀美術館は鉄骨造に、総湯はRC躯体に 共にガラス スクリーンを外壁仕上げに採用した現代建築。
安藤忠雄氏のRC(鉄筋コンクリート)打放しの<閉じた建築>から30年が経ち
日本の建築は今はシ<ンプルで軽くて、開放的な建築>にスッカリ一新したな!改めて実感しました。
そしてこれからは<木造表し仕上げの軽い建築>の時代が始まるのでは?と思っています。
それは、これから私の目指す建築であります (^.^)/~~~
- 未分類
-
-